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建て替えとは:コストダウンについて

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20. 仕様の変更もう一つの手っ取り早い方法は規模を縮小せず、仕上げや設備ののグレードを落とすことです。適度な床面積を確保して、将来の間取りの変更に備える(フレキシビリティを高める)ことがこの場合のテーマです。上記の規模縮小とは反対の考え方かもしれません。

21.取りやめと5万円減額2000万円程度の住宅では仕様をAからBに変更しても5万円単位の減額しか出来ないことが多いのですが、そういった細かな積み重ねでも数百万のオーダーに達することがあります。大幅なコストダウンを一度に行うには規模を縮小することと何かを取り止めることの2つの方法しかありません。

22.nLDKで考えない設計条件を決めるときに「このくらいの大きさの個室が何部屋必要」という考え方をすることが一般的ですが、狭い住宅に個室を沢山設けるのは現実的ではありません。目的に応じたスペースの配分や配列をすることが重要です。本当に自分が必要なスペースが何なのかを見極めなくてはいけません。

23. 物の少ない暮らし物がないシンプルな生活をすれば家の規模は小さく出来ます。同じ大きさの住宅でも収納の面積の割合を減らせます。物を少なくするのは施主にしかできないことです。

24.収納計画適切な収納計画のもとに整理整頓すれば、部屋は広く使えます。逆に言えば整理ができない人や物が捨てられない人はローコスト住宅には向きません。

25.過剰設備の省略人生一度のことだからということで住宅設備はどうしても過剰になりがちです。 利便性、快適性向上のための設備は省略しても生活できます。自分の生活に最低限何が必要か真剣に考えるべきだと思います。

26.自分でできることを増やす建築を建てると様々な諸費用がかかります。金額の大きいものとしては、外構工事費用、住宅ローン手続き費用、家具、家電類、カーテン類の費用、引っ越し費用、登記費用などです。自分でやることにすればこれらの費用を減らす事ができます。

27.自分でやる塗装工事最も施主が参加しやすいのは、塗装工事です。オイルフィニッシュ、柿渋、密ロウなど自然系の材料は素人でも施工することが出来ます。逆に、自然塗料は乾燥に時間がかかり、将来的に塗り替えが必要になるため工務店に頼むと高くつきます。

28.自分でやる左官工事左官工事も素人が出来る工事の一つです。施主が自分で塗った壁と本職が塗った壁とは当然出来上がりは違いますが、自分で塗った壁の方が遙かに価値があると思います。

29.フラードーム・ログハウスどちらも素人が作ることを前提としたもので、DIYの代名詞のような存在です。土地の高価な日本では馴染まないのかもしれませんが、時間に余裕ののある人が DIYの延長でつくれるような仕組みです。どうしても似たような物しかできないのが問題です。DIYの可能性を展開させるのは建築家の一つの指名であると思います。

30.ローンを組まないローンを組まないで家を建てられるのはかなり恵まれた人であることは確かですが、住宅の取得費用のうちローン関係の費用は非常に大きい。利子に加え、手続きの費用も大変高額です。できるだけ借金をしないのがローコスト化の基本で、一度にすべて整備せず、ゆっくり漸進的に造り上げていくことが大切です。「つくり続けられる家」というのは魅力的な概念です。

31.外構工事を自分でやるデッキや植栽はガーデニングの延長として自分でやるのが良いでしょう。自分で計画して自分で施工するのはすばらしいことです。

32.家具の自作日曜大工の延長として家具も自分でつくってしまいましょう。下手でもいいのです。あまり難しいことをせずにシンプルな構成とするのがコツ。

33.備品の自作カーテンなどの備品は意外にお金がかかります。私は値段が高い上に畳んだときの姿が美しくなく、開口部との間に不愉快な結露を生じるカーテンの存在自体が嫌いです。そんな予算があれば開口部の断熱性能を高くしての安いロールブラインド(大塚家具オリジナルのブラインドとか)でもつけた方がいいと思うのですが。個人的な趣味はともかく裁縫が得意なら自分でつくってしまいましょう。

34.表示登記を自分でやる建物の表示登記は個人でも申請することができます。ただ簡単な図面(縮尺のあるシングルラインの線画)を書けないとダメです。図面さえかければ法務局の人があれこれ教えてくれますので、それに沿って申請書類を用意するだけです。土地家屋調査士費用約8万円を節約できます。

35.外側の表面積を小さくする。材料にかかるコストは、材料の価格と表面積に依存します。同体積で最小の表面積を持つ立体は球面です。直角ベースにした形で表面積が最小なのは立方体です。

36.矩形の平面出っぱり引っ込みのない矩形の単純な平面は施工の作業効率を高めます。断熱にとっても望ましい形です。

37.片流れ屋根木造建築で一番単純な形状の屋根は片流れ屋根です。形だけみればフラットルーフの方が単純ですが、防水の耐久性などを考えると、木造では無理があります。寄せ棟の屋根は屋根の外周4辺に樋が必要です。片流れ屋根にすると軒樋が一つですみます。

38.小屋裏をやめる断熱が十分でなかった昔の建物では小屋裏のスペースが熱の排出に重要な働きをしていました。しかし、ローコストな住宅を考えるときは、こういう小屋裏のスペースも無駄にする訳にはいきません。屋根面で十分な断熱をして、内部空間を使い切ることが重要です。

39.玄関の省略玄関は一つの例えですが、家の中には常時人がいるわけでは無いのに、必要以上に広い面積が割り当てられているスペースがあります。そういった我々が当たり前に必要だと思っているスペースを他の空間と共有したり、無くしたりすることで家はコンパクトにすることが出来ます。先入観を疑ってみる態度が大切です。

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