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建て替えとは:コストダウンについて

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60.スケールメリット建築は規模が大きくなると単位面積あたりの施工費は一般に安くなります。 (仮設工事などのコストが減。繰り返しによる生産性向上)

61.工期短縮同じものを短い工期でつくれれば、生産性が向上したことになるので、価格は安くなります。気をつけなくてはいけないのは同じやり方で工期を縮めても、仕事が質が低下するだけだということです。また工期を絞ると安くやってくれる腕のいい職人さんの手配がつかないこともあり、必ずしも工期短縮=ローコスト化という図式は成り立ちません。施主側としては工務店の適正工期で工事を依頼すべきです。

62.工種を減らす木造建築であれば、できるだけ大工さんが出来る工事を増やすこと、特に家具工事を大工工事にすることがコストダウンにつながります。鉄骨造であれば建具や雑金物を出来る限り鉄骨工事でやることが考えられます。

63.合理化工法木造在来工法の複雑な施工を簡略化、省力化し、施工のばらつきを少なくする様々な工法が開発されています。

64.2×4工法省力化工法の代名詞 です。在来工法の合理化を考えるときでも、プラットフォームの形成、パネル化、金物による仕口といった2×4の特長は参考になります。

65.断熱工事の合理化手間のかかる工事の一つに断熱工事があります。室蘭工業大鎌田紀彦さんの開発したPFP工法は木造躯体と断熱工事を著しく簡略化する工法で、誰でもが使えるオープンなシステムになっています。

66.仕口の省略二つ以上の材料の接合部をを仕口と呼びます。金物を使えば仕口も簡略化できます。クレテックと呼ばれる大工さんが開発した金物がよく使われています。

67.プレカット仕口、継ぎ手の加工を機械加工とする方法もあります。プレカット工法は現在ではかなり普及しています。

68.布堀り基礎構造家の梅沢良三さんが提唱している基礎形式です。型枠、打設回数などを減らしコストダウンを図る方法です。建築知識97年12月号に掲載されています。

69.筋交いや火打ち梁の省略構造用合板等の構造用の面材を木造軸組に打ち付けると、耐力壁として扱うことができます。施工のばらつきが問題であった筋交いを必ずしも使う必要はありません。12mm以上の構造用合板を適切に木造床組に打ち付けると火打ち梁を省略できます。

70.根太、垂木の省略床に28mmの構造用合板を使うと、上記に加え煩雑な根太、垂木架けの作業を省略できます。目違いを防ぐため、小口に本実加工がしてある合板が商品化されています。

71.施設の必要性建物の寿命を考える上で一番重要なのはその建物が本当に必要なのかということです。必要性の無い建物はすぐに壊される運命にあります。公共建築で特に問題になります。

72.間取り変更への対応自由度の高い平面づくりは長寿命化にとって大切なポイントです。物理的な耐用年数をお金をかけて高めるよりも、建築の可変性を高めた方が 遙かに有効です。

73.エレベーター設置の可能性高齢になって2階建て住宅の1階しか使えなくなるのはもったいないことです。最初からエレベーターを設置する必要はありません。設置できるスペースを最初から想定しておけばいいのです。

74.設備更新への対応設備配管や設備機器は、更新のサイクルがとても短いので、ピットやPSを設け、設備を集約するなど更新を見越した建築の計画が必要です。

75.どこでも点検耐用年数が短い部分、機能障害を起こしやすい部分、傷みのはげしい部分は竣工後もメンテナンスができなくてはいけません。点検は被害を拡大させないという意味もあります。点検口やPSを設ける、乾式工法でビスをはずせるようにしておく等の配慮が必要になります。

76.躯体や設備の露出見えない部分があるから点検が必要になるわけで、露出していれば点検口など最初から不要になります。木造建築だと設備配管を露出させるのはかなり大変ですが、構造は是非とも露出させるべきです。

77.痛みやすい部分の保護ちょっとした庇や水切りを出すと壁面の汚れは少なくなります。木造高断熱住宅では通気層を外壁に設けることが近年増えてきました。通気層を設けると、壁体内の内部結露が発生しにくくなります。また木材を乾燥状態に保つので、躯体の保護にもつながります。

78.清掃の容易さ何でもかんでもつるつるになっていく今の風潮には賛成しかねますが、維持管理の費用を少なくする重要な要素です。

79.木材の耐久性建築家池辺陽さんの研究によれば、柱の太さを1cm太くすると家の寿命が15年長くなるそうです。樹種ではサイプレスと呼ばれるオーストラリア桧が優れているようです。

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